久しぶりの更新になります。アザラシの中の人です。
先日でついに2018年の夏競馬も終わりましたね。
毎年荒れる荒れると言われる夏競馬も成績を見返してみると、改めて競馬の本質は騎手と脚質だな~という内容でした。
今回はこの2点に絞って来年以降の夏競馬で回収率を高めるにはどのような観点で予想をして馬券を買って行けばよいのかを説明していきます。
この記事で回収率や買い目について説明する部分がございますが、あくまで2018年の成績を前提とした説明となりますので来年以降の回収率や的中率を保証するものではございません。
こんな方におすすめ
- 夏競馬に苦手意識がある
- 何を基準に買っていいかわからない
- 紐抜けでハズレが続いた
- 有効な買い目を知りたい
騎手
先に結論から。
ポイント
人気馬同士でもルメール・モレイラの組み合わせ馬券は回収率が高い。
夏競馬ほど騎手のレベル差がはっきりわかる季節はないですね。
例えば札幌のモレイラ。
文字通り無双でした。勝ちまくってましたね。
実際、札幌開催の勝ち星だけで今年の1月から騎乗しているJRAジョッキーたちの勝ち星を抜いていってます。
そのモレイラに対抗できるのはルメールくらい。札幌はこの二人で勝ち星を取り合ってた状況でしたね。
でもそれって2人とも人気馬乗ってたからでしょ?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
人気馬に乗っていたのは事実ですが、その成績がえげつない。
2018の夏競馬(6月30日~9月1日)の騎手別の成績をTargetで確認してみました。
総合成績
ルメールは札幌以外のコースでも新潟・函館に乗っていましたがメインは北海道の2場所。
2人とも勝率から複勝率まで文句なしの成績ですが、注目は平均人気と単複の回収率。
かなりの人気馬に乗っているのも関わらず控除率を加味した回収率を越えています。
モレイラにいたっては100%超えです。
デムーロの数字と比較するとこれがいかにすごい数字かわかります。
日本人騎手の中でトップの人気である福永、武の2騎手の成績から見てもルメール・モレイラの成績はずば抜けています。
次はダートでの成績を見てみましょう。
ダート
ルメール・モレイラともに単複の回収率アップで、ルメールの単勝回収率も100超えました。
ルメールは北海道では函館でも騎乗していますので、合わせて函館ダートの成績も紹介します。
函館ダート
函館ダートも単勝は100超えで複勝率も驚異の70%超え。
新潟にも参戦しているので函館+札幌の数字が上記の夏競馬のダート成績にはなりません。
ここからはこの2人の成績を、実際の回収率アップにつなげていく方法を2つのステップで説明していきます。
回収率アップを狙うための作戦
step
1シンプルな馬券を心がけよう
対象者
- 回収率が大きく100を割った
- 夏競馬に苦手意識がある
- 何を基準に買っていいかわからない
回収率アップのポイント
ダート戦に絞って函館ではルメール、札幌ではモレイラの単複を買い続ける
まずは負けを減らすことを目的として単複馬券を推奨します。
色んな会場のレースに手を出して火傷するより、シンプルに回収率をあげられます。
人気馬の単複になるので高配当は望めませんが、資金配分で無茶しなければ大きく負けることもなく1日に何回か馬券の的中を楽しめます。
また今年はどちらの騎手も一日に3~4勝したこともあったので、日によっては大きく勝てる日もあると思います。
今年の夏競馬は大負けしたという方は、まずこの買い方で収支を安定させてみましょう!
step
2組み合わせ馬券を活用しよう
対象者
- 回収率が惜しくも100に届かなかった方
- 単複だけじゃ物足りない方
ルメール・モレイラを選ぶメリットとしては高い連対率と複勝率!
札幌限定にはなりますが、こんな買い方のセットは良いですね。
オススメの買い方
モレイラ単勝+ルメール・モレイラのワイド+モレイラールメールの馬単
2018年の回収率
券種 | 的中率 | 回収率 |
ワイド | 28.6% | 101% |
馬単 | 11.9% | 214.5% |
※馬単はモレイラを1着固定でルメール2着の場合で計算
人気馬同士になりやすい割には回収率が100%越え。
この組み合わせは複勝代わりにワイドを使い、馬単はきたらラッキーというイメージです。
主軸はモレイラの単勝。
金額調整に関してはオッズと相談でワイドがあまりにもつかないなら回避か、モレイラ勝ちきる前提で単勝強めの単+馬単。
2018年はワイド・馬単はプラスでしたが、モレイラがJRA所属になったら今年以上に人気することになると思うので、来年以降はモレイラの単複が一番安定すると思っています。
予算や狙いたい配当は人それぞれなので、そこはお好みでどうぞ!
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脚質
こちらも結論からいうと、夏競馬も逃げ馬が儲かる
結局夏競馬も逃げ馬が一番儲かる
夏競馬で最終コーナーで先頭にいた馬の成績を確認していきます。
総合
芝
ダート
やはりこちらもダートに絞ると成績が上がる。
さらに距離別で見てみましょう。
ダート4角1番手の距離別成績
1000~1150mは複勝率が異常で前行ったらほぼ3着までには来るという状態。
1700mも前有利。こちらも複勝率が7割声で単勝回収率が鬼のような成績です。
即買いしたくなるような好成績ですが、この数字の落とし穴は逃げそうな馬ではなく実際に逃げた馬の成績であるということ。
毎レース誰が逃げるかわかれば、この成績になるのですが流石にそれは無理。
現実的な予想方法としては、結局前走傾向を見て前に行く馬を狙うが基本になります。
私はいつも予想する際は過去レースの通過順位を見て、1また2が並んでいる馬を狙っています。
逆にいうと4~6あたりの数字が並ぶ通過順位の馬は、スタート出たとしても先行位置につける可能性があるので、なるべく避けるようにしています。
めちゃくちゃシンプルな方法ですが、普段から前にいく習慣がある馬を狙う方が同じように前に行ってくれる可能性が高いので意識して買うようにしています。
ほんとは前走ラップとか砂嫌がってレース辞めたとか細かい情報まで見た方が良いのでしょうが、そこまでは見てられないというのが多くの競馬ファンの実情だと思いますので、買い方や馬の選び方に悩んだら試してみてください。
この予想方法で今年の夏、1番ハマったと思う予想を挙げておきます。
新潟ダート1200mで行われたNST賞。
本命のサイタスリーレッドはとにかく逃げたい馬。
このレースは他にハナ主張しような馬もいなかったので、スタートさえ決まればハナきると思ってました。
結果は大外からハナ主張して最後まで逃げ切り。
単勝どころかワイドまでひっかかったのはラッキーでしたが、本線だった複勝が4.8倍もつけば御の字です。
NST賞
◎ 13 サイタスリーレッド
○ 6 ベック
▲ 4 プロトコル単勝◎
複勝◎
ワイド◎ー〇▲単騎でのゆる逃げ頼む(´;ω;`)
— アザラシ (@azarasibiyori) August 19, 2018
◎1着、○3着で単勝16.8倍、複勝4.8倍、ワイド◎ー○36.6倍でした(๑╹ω╹๑ )
今週は大勝! https://t.co/xGY6mMPz4N
— アザラシ (@azarasibiyori) August 19, 2018
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まとめ
今回は騎手と脚質という点が2018年の夏競馬を解説しましたが、結局のところは正しく情報を掴んで馬券に活かすということが必要になります。
夏競馬=荒れるという先入観だけで無茶な穴狙いをしてもハズレ馬券の山を築くだけです。
季節や会場関係なく継続的な的中率で安定的な回収率をキープするためには、どんな観点で予想して馬券を買うべきかを常に意識する必要があります。
競馬は買いたいレースにだけ参加すれば良いというメリットがあるので、自分の買い条件に見合うレースを選ぶことが回収率アップの近道です。
本日はここまで。
ご一読ありがとうございました。