調教 故障

調教抜群で猛時計連発!!ところでそれ本当に買いなの?

こんばんは。アザラシの中の人です。

日曜日に2017年の最初のG1レース、フェブラリーステークスが開催されました。そんな中で土曜日に種牡馬として活躍していたゴールドアリュールが亡くなったとの残念なニュースが流れました。ゴールドアリュール産駒にお世話になってただけに非常に残念…。

フェブラリーステークスの結果としては、その産駒の4歳牡馬ゴールドドリームが歴戦のダート馬たちを一蹴して勝つという劇的な結果となり、競馬をしていて初めて運命というかドラマというか何とも不思議な縁を感じた一日でした。

さてそんな劇的な結果のレースを見て思ったことが今回の記事を書こうと思ったきっかけです。同じようなことを思った方がいらっしゃるのではないでしょうか。それは…

モーニンどこいった!?

まず結果からいうとモーニンは12着。レース映像見返しましたが、スタートはうまく出て前目の5~7番手につけて展開していました。最終コーナー入ったあたりで手応え怪しくなり、あとはついていけず後方から上がってきたメンバーに飲まれてしまって勝負あり。

なんでモーニンがきっかけになったのかというと、それは新聞やTwitterなど色んなところでモーニンの調教が抜群!猛時計!といった見出しを見たからです。
実際に私の周りでも調教の時計がすば抜けていたので軸にしたという方は結構いました。時計の速さや位置取りなどレースが始まってみないとわからない不確定要素が絡んできたとしても、去年勝っているレースで鞍上は名手ムーア騎手。そしてあれだけ調教の時計が良ければ馬券内は堅いと思ったはずです。

私も最初は同じことを考えてモーニン軸のゴールドドリーム対抗にしようと思っていましたが、金曜日にとある内容を目にして一気にモーニンは切りました。
それはフレグモーネを発症したが回復。その後の追切は良い時計が出たといった趣旨の内容でした。

まずフレグモーネってなんぞ?とい思ったので調べてみました。

フレグモーネ
皮下の組織に見られる急性の化膿性疾患である。化膿を起こす細菌は、外傷部位から侵入することが大半である。馬では病勢のテンポは極めて早く、一夜のうちに馬の肢が腫〔は〕れ上がることも稀ではなく、激しい疼痛を伴う。早期発見、早期治療が肝心である。

<JRA競馬用語辞典より引用>

要するに脚の病気。モーニンは病気明けに調教で猛時計を出していたということになります。これを見て正直悩みました。

浅いですが2年間競馬をしてきた経験論としては、ケガ・病気明けに競走馬は圧勝していた相手にも負けてしまうことが多いということ。これは具体的なデータを根拠として書いているではなく、レースを見ている自分の感覚的な話になります。

最終的には猛時計を出したというプラス材料を評価するか、病気明けというマイナス材料を重視して評価を下げるかどちらかの割り切りだと思ってます。
モーニン以外にも前にいったメンバーがつぶれているのを見ると病気明けだけが影響しているわけではないと思いますが、あれだけの猛時計を出してあのレースぶりは少なからず病気明けの影響があったのではないかと個人的には思ってます。

今回の調教が良かったという点とフレグモーネを発症していたという点。
フレグモーネについては調教師や記者のコメントを読まないと気づかなかった可能性がありますがどちらも出回っていた情報です。
私は良い情報が出ている時こそ何か落とし穴がないかという視点をもって考える必要があると思っています。
調教については勉強中。いずれ記事を書きたいと思ってますので、その際はよろしくお願いします。

本日はここまで。
ご一読ありがとうございました。

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