重賞

カデナは本当に強い!?ラップから見る今年の弥生賞

こんばんは。アザラシの中の人です。

先日の大好きなカデナとグローブシアターが出走するということもあって、ワクワクしながら弥生賞を見ました!特にカデナは京都2歳ステークスを現地で見ただけあってこのレースも期待大でした。
実際レースみた感想。

あれ!?なんか想像してたのとちゃう。。。(;・∀・)

最終コーナーで外に出した時は京都2歳ステークスと同様で外から一気に突き抜けると思ってたんですが、実際はあれ?これ届かなくね?マイスタイル逃げ切るんじゃね?って思うくらい伸びがイマイチに見えました。

気になったのでラップ見てみました。

(netkeiba.com様より引用)

カデナのレースタイム自体は、2.03.2でした。
じゃあこれって速い遅いどっちなの?って話ですが、結論はかなり遅いです。

 

なんで遅いかと今年に入ってからの同コースのレースラップと比較して。。。

古馬は別として…京成杯のコマノインパルスのほうが速く、寒竹賞のホウオウパフュームは2秒近く速い…。そして前日の未勝利戦と0.1秒差。

過去の弥生賞を見てみるとこんな感じ。

 

馬場が悪くなったレース以外は基本的に2.01台。去年のマカヒキは2.00切っています。これはマカヒキが速すぎるというのもありますが…。

ここまで書くと弥生賞勝ったカデナってあんまり強くないんじゃない!?って思うかもしれませんが、カデナの脚質を考えたときに見ないといけないのは、
上がり3Fの数字!
それを見てみるとマカヒキは別として、過去データ比較しても良い数字だと思います。また今年のレースは過去データと比べてもラスト3Fまでは超ドスロー。

つまりこのレースは横山騎手が騎乗していたマイスタイルがうまくスローペースでレースをコントロールした結果、ドスローになり最後はよーいドン!の瞬発力勝負となりました。
そんな上がり勝負となったレースで大外回して差し切ったカデナはこのメンバーの中では人気通り実力は抜けていたのだと思います。

さて最後に本番の皐月賞に向けての考察。
過去のレースを見てみたのですが、カデナは連対率100%で全て今回のような後半の瞬発力で勝負しています。
ただし皐月賞は過去データを見ても前半から道中が今回の弥生賞よりもっと速いラップでのレースとなり、レースタイムは近年では2.00を切っています。その前提を踏まえると未経験の速いペースで普段通り脚を溜めて差し切れるかは現時点では何とも言えないところです。

その判断をするひとつの指標としては、百日草特別でカデナに次いで3着だったアウトライアーズ。1ハロン短いスプリングSに出走するとのことなのでこの馬がどんな走りをするかによって、皐月賞の軸も決まってくると思っています。

クラシックに向けてトライアルレースが増えきて毎週楽しみなレースが続きます。結果も求められる時期ですが、まずは全員が故障することなく完走してくれることが一番だと思ってます。

本日はここまで。
ご一読ありがとうございました。

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